本革と合皮の違いについて

このまえ、友達が

「この革靴、雨に強くていい革なんだよね~、たぶん牛革だと思う」と言うんです。

牛革は確かにしっかりした良い革(牛革には種類によって強度の違いはある)だけど雨に強いとは初耳で、

自慢げに見せてくれたその革靴は合皮だったのです。

合皮を革と思っている人を見かけますが、あれは革ではありません。ナイロンやポリエステル生地上に樹脂(ポリ塩化ビニールやポリウレタン)をコーティングして合皮は作られています。

確かに見た目は、本革のように精巧に加工してあるので勘違いしてしまうのはあるかもしれません。本革と違って耐水性に強いのは間違いないですけどね。

本革というのは、友達が勘違いした牛や他の動物の表皮(真皮)の部分に加工(銀面付)してものを言います。一般的なのは牛ですが、そのほかに豚、ヤギ、馬、羊、カンガルー、ワニなど様々あります。しかし、本革は特に雨などには弱く、メンテナンスをしてあげないとカビが生えたりしますが、クリームなどを定期的に塗ってあげたり、陰干ししたりしてあげることで長持ちしますし、より良い味わいを増した革の表情に変わっていきます。

次回はバッグの種類についてお話したいと思います。